日本でも有数の米どころ佐賀平野にて無農薬玄米・無肥料米を自然農法で育てています。 | English | Korean

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「神の力」30年ヒストリー ③

旨い米作りの為に田植え機を変更

1995年から、みのるポット田植え機を使用し、苗の成長が良くなる。箱苗を無肥料で作ると、どうしても種子の栄養が15日くらいで切れてしまい成長が止まり、黄色く葉が変化した。みのるポット苗箱は、田んぼに直置きする為に、苗の根が苗箱から伸びて田んぼの栄養を吸収し大きく成長出来る。

全く日本一旨い米に適したポット苗箱とポット田植え機だ。しかし、田植えで困っていたのが水。まだ周りは減反が多くて、共同の水揚げポンプが稼働しない田んぼも有り、水路から水を直接揚げる為に自分でポンプを設置していた。そのような事で、大切な水を田植えの前に落とし、田植え後にまた水を揚げる手間と苗の植え痛みを心配していた。田植えの時に、目印を付ける為に水を落としていた。

考えた末に、水が溜まったままで田植えが出来ないのか先輩に聞くと、水が有る状態の方が、みのるポット田植え機は調子が良い事を知った。約5センチ水が溜まった状態で田植えをする事にした。すると、田植え機で次の列に目印を付けていくが、水が溜まっている為に全く目印が見えない。こうなったら、目印無しでまっすぐに植えるテクニックを身に付けるしかない。現在も水が溜まったままの状態で田植えを行っている。(訓練すればまっすぐに植えられる)苗の植え痛みも少なく稲は大きく成長出来ている。

1997年苗の時に害虫がびっしり付く

苗の時に害虫がびっしり付き苗の茎液を吸っている。苗が黄色くなり元気がない。どうしたら良いのか必死に考え、俺が使えるのは、太陽と水と土。そして、考え浮かんだのが水を使う事、水を苗床にたっぷり入れると、害虫は水の無い葉に登って行く。そこで、竹の棒を使い払い落すと害虫が水に浮いた。その害虫と水を一緒に川に落とした。これを何回も行い、害虫を減らすことに成功した。どうしても、肥料・農薬の毒が土や種に残っている、それを浄化する為に害虫の被害があるとは聞いていた。しかし、このタイミングで有るとは。

2006年 台風塩害

9月21日台風13号がやって来た。今回は違う、風台風だ。雨が降らない。有明海の水を巻き上げて塩水が降る。街路樹の木が南側半分枯れ始めた。稲も黒く枯れた。ヤバイ稲穂は成熟まで達してない。

10月12日コンバインで刈り取りをするが、後ろからモミが落ちている。中味が入っていないモミがわらと一緒に田んぼに落ちている。稲刈り後、もみすりをして玄米にした。平年の半分以下、しかも超小粒だ。超少ない収穫量に愕然。

だけど旨い。

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